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診療内容

当科は院内入院患者様への対応のみとなっております。

入院中は全身状態が大きく変化するために,口の中にも様々なトラブルが発生します。歯茎が急に痛み出した,差し歯が取れた,入れ歯が合わなくなったなど,お口の問題がでたときに,当科にてすぐ対応しております。

また,周術期センター,摂食嚥下チーム,緩和ケアチーム,NST(栄養)チームなど,病院内での様々なチームに参加し,多くの職種と連携しながら,お口の問題だけでなく入院患者様の生活全体を支える取り組みを行っています。

特に,最近では,全身麻酔手術後の肺炎や血液感染症に口腔内に存在する病原菌が関与することが明らかになってきました。手術前後に歯科医師,歯科衛生士による口腔内をケアすることで,手術後の全身合併症のリスクを下げることが出来ます。当院においても手術前後の口腔ケアを行うことで,全身合併症の予防に努めております。

ヒトにとって口から食べることは根源的な喜びです。当科では,患者様が安全に口から食べられるように,リハビリテーション科や看護部と協力して,口腔ケアや摂食・嚥下機能訓練を実施しております。また,緩和医療科や栄養部と協力し,最期のときまで苦痛なく食べられるよう,お口を守る活動を行っています。

 

 


 口腔アセスメントツールとしてのOHATの活用


 OHATは,Dr. JM Chalmersらによって作成された口腔評価用紙です。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=ohat+chalmers-jm
 介護施設の介護スタッフが行えるような8項目からなる簡便な口腔スクリーニング用紙となっています。本評価用紙を用いることで,標準化された口腔ケアのプロトコールの運用 と適切なタイミングでの歯科への依頼などが期待できます。
 わたしたちの教室で日本語版を作成し、原文著者らの承諾も得ております。
下に日本語版OHATと評価すり合わせ用の資料をリンクしてあります。
Public Useとしてどなたでも使用できます。口腔ケアの均てん化に向けてぜひご活用ください。

日本語版に関する信頼性と妥当性を検証した論文
松尾浩一郎,中川量晴:口腔アセスメントシートOral Health Assessment Tool日本語版(OHAT-J)の作成と信頼性,妥当性の検討.日障誌. 37:1-7. 2016.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsdh/37/1/37_1/_article/-char/ja