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プロジェクト

JST戦略的国際共同研究プログラム


2017年にJST戦略的国際共同研究プログラムとして本研究が採択されました。
さらに2019年より研究の継続が採択され,Phase2が開始となりました。

戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)「日本-スウェーデン共同研究」の詳細は,下記のリンクをご覧ください。

https://www.jst.go.jp/pr/info/info1362/#YOUGO1

https://www.goindependent.jp/


研究課題

 自立高齢者を増やすための食品開発と運動療法を組み合わせた革新的システムの開発

 【日本側チーム】
  藤田医科大学
  株式会社フードケア

  研究代表者 松尾浩一郎(藤田医科大学医学部歯科・口腔外科学講座 主任教授)

 【スウェーデン側チーム】

  スウェーデン研究所
  フィンダス

  研究代表者 マッツ・スターディング(スウェーデン研究所 農業食品・生物化学 教授)

 【研究概要】
 本研究は、高齢者に好まれる食事と運動を組み合わせた複合的なプログラムを開発し、その効用を検証し、社会に実装させることを目的とする。
フェーズ1では,噛みごたえのあるカムカム弁当の開発と,高齢者に好まれる嚥下調整食の香りと物性について検討した。
その結果を踏まえフェーズ2では,研究課題を広げ,日瑞両国で,自立高齢者のフレイル・介護予防を目標に,食と運動による介入効果の検証を行っていく。
具体的には、日本側チームは(1)カムカム弁当複合プログラム(カムカム弁当+口の健康+全身運動+社会活動)の社会実装(2)高齢者の摂食モニタリングシステムの開発(3)噛みごたえのある嚥下食(カムカム嚥下食)の開発を行う。
相手側チームは(1)プレフレイルを対象としたフレイル予防複合プログラムの効果の検証(2)自家用3Dプリンティング嚥下食の開発(3)高齢者の嗜好に合った嚥下食の開発を行う。両国チームによる共同研究を通して、健常からフレイルまでの自立高齢者のフレイル・介護予防と健康寿命の延伸が期待される。

 


その他の研究活動


入院患者の口腔機能低下に対する口腔管理の有用性の検討:本研究は以下(1)~(3)を明らかにすることを目的に,入院患者の口腔機能状況の実態調査を行っている。(1)全身状態が低下してしまった入院患者の口腔機能の状態,(2)入院中の口腔管理によって口腔機能の低下がどの程度改善するか,(3)周術期では術前と術後で口腔機能がどのように変化するか。

歯科衛生士による口腔ケアの均てん化による口腔清掃の向上についての検討:本研究は歯科衛生士による口腔ケアの均てん化を目指すため,口腔ケア用のジェルを使用し,吸引しながら口腔ケアを行う手技が効果的か検討している。

咀嚼嚥下研究:process model of feedingを基礎とした咀嚼嚥下研究。咀嚼嚥下と呼吸の関係を明らかにすることで,摂食・嚥下障害者の誤嚥予防へとつなげている。

口腔ケア研究:病院における口腔ケアシステムの構築と口腔ケア手技の均てん化を目指している。

周術期口腔機能管理による全身合併症予防:周術期の口腔管理による全身合併症予防効果を明らかにすることを目指している。

緩和ケアへの口腔管理の関わり方の検討:口腔問題が頻出する緩和ケア対象者への口腔管理の関わり方を検討し,QOL向上を目指す。

 


 口腔アセスメントツールとしてのOHATの活用


 OHATは,Dr. JM Chalmersらによって作成された口腔評価用紙です。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=ohat+chalmers-jm
 介護施設の介護スタッフが行えるような8項目からなる簡便な口腔スクリーニング用紙となっています。本評価用紙を用いることで,標準化された口腔ケアのプロトコールの運用 と適切なタイミングでの歯科への依頼などが期待できます。
 わたしたちの教室で日本語版を作成し、原文著者らの承諾も得ております。
下に日本語版OHATと評価すり合わせ用の資料をリンクしてあります。
Public Useとしてどなたでも使用できます。口腔ケアの均てん化に向けてぜひご活用ください。

日本語版に関する信頼性と妥当性を検証した論文
松尾浩一郎,中川量晴:口腔アセスメントシートOral Health Assessment Tool日本語版(OHAT-J)の作成と信頼性,妥当性の検討.日障誌. 37:1-7. 2016.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsdh/37/1/37_1/_article/-char/ja

OHAT記録用アプリ

研究情報の公開について

 

通常、臨床研究を行う際は、文書もしくは口頭で説明を行い、同意を得て実施します。

臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入がなく、診療情報等のみを用いる研究については、国の定めた指針に基づき、患者さまから個別に同意を得る必要はありません。

しかし、研究の目的や対象など、研究の情報を公開し、拒否の機会を保障することが必要とされています。

当医局における臨床研究は下記の通りです。研究への協力を希望されない場合は、文書中の連絡先までご連絡ください。

 

周術期における口腔機能の変化-前向きコホート研究-

回復期病棟における歯科介入による口腔機能回復効果-前向きコホート研究

老人介護保健施設における多職種連携口腔ケアマネジメントの効果-後ろ向き観察研究-